ラテラルウィンドウテクニックを用いて上顎洞底拳上手術を1回法で行った症例

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60代の女性です。左上臼歯部の欠損に対してインプラント治療を行いました。
局部床義歯やブリッジも選択肢としてはあったのですが、ご本人は以前当院でインプラント治療を行い経過がとても良いということで、上顎の欠損部に対してもインプラント治療を選択されました。
術前のコーンビームCTで上顎の状態や上顎洞を精査したところ、骨の水平的な距離は確保されたのですが、垂直的な距離が5㎜前後だったので、上顎洞底拳上手術が必要だということがわかりました。
その結果、インプラントの埋入と上顎洞底拳上手術を同時に行う1回法、または、上顎洞底拳上手術と骨造成法を先に行い、数か月後にインプラントを埋入する2回法という2つの治療方法を考えました。
実際に拳上手術を行ってみると、同時にインプラントの埋入が可能だったので無事1回法で終えることができました。

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上顎洞底拳上手術を行った後、患者さんの呼吸に伴い拳上された洞粘膜がまるで心臓のように上下に動くことがみとめられ、上顎洞に損傷が無いことが確認できました。
上顎洞底拳上手術を行う場合は、私はラテラルウインドウテクニックを用いて側面からアプローチする直視直達の方法を取り、手術の成功を確認したうえで次のステップに進むようにしています。
ソケットリフトを否定するわけではありませんが、私は99%行いません。当院の上顎洞底拳上手術のオペ件数が年間50件以上に及ぶのは、そこに理由があるのだと思っています。

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