サージカルガイドを用いて審美領域に2本のインプラントによるブリッジワークを行った症例

30代の女性です。上顎の側切歯から側切歯まで(2-1-1-2)の欠損で来院されました。
患者さんの年齢も考慮したうえでの欠損補綴の方法としては、残存する天然歯を削って長い距離のブリッジを装着するか、局部床義歯(部分入れ歯)を入れるか、欠損部にインプラントを埋入してインプラントによる補綴を行うかの3つが考えられました。
審美領域へのインプラント治療は、機能性だけではなく見た目の美しさが求められるため難しいとされています。最終補綴物の左右対称性、天然歯と思わせるような歯頸線のライン、歯の長さなどを考えながらインプラントを適切なポジション、適切な深度、適切な角度に埋入する必要があります。そして更に患者さんの軟組織の形態(バイオタイプ)が重要です。欧米人のように歯肉が分厚い人はインプラントを埋入しやすいのですが、日本人のように軟組織が薄い場合は、インプラントの埋入や最終補綴物を作るのも難しくなります。
フリーハンドでインプラントを埋入することもありますが、当院では審美領域においてはサージカルガイドを用いたインプラント治療を行っています。
こちらの患者さんは5~6年前に私が上顎臼歯部にインプラントを埋入し、経過が良好だということで上記の3つの方法の中から迷わずインプラント治療を選択されました。
両側切歯(左右2番)にインプラントを埋入し、2本のインプラントによるブリッジワークで治療を行いました。
最終補綴物の色は、ご本人の希望で従来の色より少し白い歯を選択しました。やはり女性は審美性を求める傾向にあるようです。

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現在、35歳以上の日本人の100人に1人は、インプラントを埋入していると言われています。男女比は女性が圧倒的に多く、地域は大都市部に集中しています。それだけ女性や大都市部には自分の健康な歯を削りたくない、そして治療後も歯の自然な美しさを求める傾向が強く、インプラント治療が選択されているということだと思います。

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