第一回軽度認知障害支援歯科医の認定講習会に参加しました

1月30日、31日の二日間、東京の新宿で行われた第一回軽度認知障害支援歯科医の認定講習会に参加してきました。
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これは、内閣総理大臣認可の公益社団法人日本歯科先端技術研究所が主催するもので、歯科だけではなく医科の先生方、薬剤師が多数集まりました。厚生労働省の指導官も出席されていました。
現在、わが国は4人に1人が65歳以上という超高齢化社会を迎えています。認知症の患者さん以外に、約400万人の軽度認知障害(MCI)の方がいらっしゃいますが、そのMCIの方の年間10~15%は、アルツハイマー型認知症に移行しているということです。
この認知症患者ではないMCIの方を発見する機会は、医師よりむしろ高齢者が継続的に訪れる歯科医院、薬局が多いということです。
例えば、予約日を一週間間違えるとか、時間を間違えるということが重なると、MCIではないかと疑うことになるのです。
MCIと予測される方を選び出す方法に、MoCA-Jという簡単なスクリーニング検査があります。注意機能、集中力、記憶など多領域の認知機能を約10分という短時間で評価することができます。歯科臨床においても、MoCA-Jを用いてできるだけ早期にMCIを発見し、認知症への移行を遅らせればよいのではないかというのが今回の講習会の一つのテーマでした。
また、65歳以上の健常者4425人を対象に検査を行ったところ、歯が殆どなく、義歯を使用していない人は、認知症の発症リスクが高くなり、歯が無くても入れ歯、ブリッジ、インプラントなどを用いることで、認知症発症のリスクを約4割抑制できる可能性があることも示されました。
超高齢化社会を迎えるにあたり、認知症やMCIは、医療機関だけではなく社会全体で取り組まなければならない課題だと思います。しっかりと咀嚼することは、認知機能の低下を防ぐことにつがなります。嚥下咀嚼機能を維持、回復させるための方法として、インプラント治療は認知症の発症をある程度抑制する可能性があると言ってよいのではないでしょうか。
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内閣総理大臣認可 日本歯科先端技術研究所
会長:簗瀬先生(写真左)との会食
簗瀬先生とは28年以上の付き合いとなる旧友です

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