静脈内鎮静法を用いてサイナスリフトで手術を行った症例

今年はサイナスリフトの手術が多く、年間50~60件くらいになると思います。多い時で週2回、平均で週1回は行っています。

実際、自分がサイナスリフトの手術を受けてみて患者さんの気持ちが良くわかりました。
一番いいなと思ったのは、静脈内鎮静法を使うことで気持ちは安心でき、寝ている間に手術が終わってしまうことです。時間の経過も感じず、気が付いた時にはオペが終わっていました。
そして熟練したスタッフがオペに入り、できるだけ短時間に行うことで、術後の疼痛や腫れを軽減することが可能だと感じました。

自分が受けた体験を活かしながら、4月に入って5回のサイナスリフトの手術を行いました。
その一人がこちらの60代の女性です。
最初はインプラントに対してあまり積極的な考えではありませんでした。下の臼歯部で欠損した部分にインプラントを埋入したところ、「え?こんなに早いんですか」という感想でした。痛くないですね、腫れなかったですねということで、その歯が入ったと同時に、上顎臼歯部の欠損に対してもインプラント治療を希望されたほどです。

歯科用CTで精査したところ、サイナスリフトの手術が必要と診断されたので、当院でいつも行っているとおり、静脈内鎮静法を用いてラテラルウィンドウテクニックで手術を行いました。
使用したのは、直径4.5㎜、長さ11㎜のXiveインプラントです。1時間程度で手術は終わりました。

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最近、自分でも手術時間がどんどん短くなっているように思います。
術後の感想をお聞きすると、痛くはなかったけれど、少し腫れたということです。どうしても腫れはありますが、早くて3~4日後、遅くて1週間程度で元のような状態に戻るので心配はありません。6か月後には綺麗な歯が装着されると思います。
今後、他院で治療した歯も綺麗に審美修復してほしいと希望されています。

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