静脈内鎮静法を用いて7本のインプラント埋入と上顎洞底挙上手術を同時に行った症例

60代の男性です。
歯牙支持型のサージカルガイドを制作して、インプラント治療を行いました。
予定していたのは7本のインプラントですが、何かトラブルがあるといけないので8か所にインプラントを埋入できるガイドを制作しました。

実際の手術では7本のインプラントを埋入し、左上臼歯部においては上顎洞底挙上手術(ラテラルウィンドウテクニック)も行いました。
7本の埋入とサイナスリフトを同時に行うのはさすがにアドバンスな症例で、静脈内鎮静法を用いたからできる手術です。静脈内鎮静法のタイムリミットは2時間半から3時間と言われていますが、今回は約2時間半で行いました。上顎洞底挙上手術も20~30分で終了できました。
患者さんには術後少し顔が腫れますよと伝えてあったのですが、腫れも痛みも思ったほどひどくなく、経過は良好です。

このケースは、本来なら抜かなければならない歯が3本ほど残っていたのですが、それをうまく利用してその3本の歯をつなげた固定式の仮歯を装着しています。
3本で作った10歯のブリッジが約6か月間だけがんばって口腔内に残ってくれれば、あとは入れたインプラントで固定式のブリッジが作れます。
この症例ように、インプラント埋入やサイナスリフトなど外科的な治療を行った場合は即時にインプラントを使わないので、いかに快適に食事ができて、発音ができて、痛くない仮歯を作るかがポイントになります。
その点さえ良い方向で進められれば、ただ単にこれまでやってきたインプラント治療を行うだけで良い補綴物が出来上がり、納得のいく治療結果が得られると確信しています。

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