IMZインプラントが20年近く機能し、長期的成功を得られた症例

60代の女性です。約20年前、右下の6番部、7番部にIMZインプラントを埋入しました。

IMZインプラントはドイツのメーカーですが、現在は製造中止になっています。その特徴は、IMCという緩衝材を使用することにより天然歯と連結できるというものでした。 
現在のインプラントの治療コンセプト、審美性を追求するインプラントに比べると、かなり時代遅れではあります。しかもこのIMCは年に一回交換しなければならないというデメリットがあり、毎年交換に来院する患者さんばかりではありませんでした。
しかし、この方の場合は20年間使い続けることができたということです。今回、残念なことに右下6番のIMZインプラントの部分に多少骨吸収が起きつつある状態でした。 
ただ、20年近く機能したインプラントで臨床的にも成功し患者さんの満足度も得られているので、ご本人に相談したところ、「先生が、このインプラントをもう使用しない方が良いと判断された場合は、撤去して違うインプラントに入れ替えてください」と強く要望されました。
おそらく数年後には、インプラントを取り替える必要が出てくると思います。
よく最近「インプラントって、すぐダメになるんでしょ」というネガティブな報道や雑誌記事の掲載がされているようですが、決してそんなことはなく、きちんと診査診断し、適切なテクニックをもって医学的理論に基づいて行えば、長期的成功は得られます。歯の欠損補綴の方法としては最高の治療方法であると私は確信しています。

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