日本口腔インプラント学会第36回関東・甲信越支部学術大会に参加しました

2月11(土)、12日(日)、新宿の京王プラザホテルで日本口腔インプラント学会の第36回関東・甲信越支部学術大会が行われました。

今回も専門医教育講座に参加してきました。
京都大学の別所和久先生による「骨代謝回転抑制剤投与患者に対する対応」という講演を聞きましたが、やはりテーマはビスフォスフォネート製剤(BP剤)でした。
これまでいろいろな学会でBP剤に関する講演を聞き、投与患者に対する歯科治療の対応の仕方について学んできましたが、この講演はさらに本質に踏み込んだ内容だったように感じました。
別所先生の素晴らしい研究に加え、ポジションペーパーに対しては「ここは認めるが、この部分は再考が必要ではないか」といった独自の見解が示されていました。
高齢化が進むにしたがって今後、臨床の歯科医がBP剤を投与されている患者さんに遭遇する機会は非常に増えていくと思います。充分な注意を払って、治療計画や方法、メインテナンスを行っていくことが大切だと感じました。
もう一つ、興味深かった講演は、私の母校である日本歯科大学生命歯学部口腔外科学講座の教授又賀泉先生の講演です。

又賀先生は今年の3月で大学を退官されます。3月末に東京都内のホテルで退官祝賀会が行われ、私と息子を招待していただいたので出席する予定です。
懇親会の時にあらためてお会いできたので、「ご指導、ご鞭撻ありがとうございました。今後とも歯科界のために全力でお仕事してください」とお話しました。
そしてもうお一人、私の友人である林揚春先生にもお会いすることができました。

彼は、「審美領域における抜歯後の唇側歯槽骨の吸収について再考する」という内容で、前歯部に対するインプラント治療についての独創的な考えを講演されました。
彼のコンセプトは、インプラントをできるだけ口蓋側に寄せ、深度を深めに埋入しなさいという考えです。
9月に当院で行われる当院の30周年記念パーティーに参加していただくようお願いしてきました。

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