上顎洞の洞底部に隔壁があったため2回法でサイナスリフトを行った症例

50代の女性です。サイナスリフトを2回法で行った患者さんです。
今年の1月に上顎洞底挙上手術を行おうとしたのですが、洞底部に鋭い隔壁があったため、その隔壁をまず骨バーでなだらかにして、4か月後に再度上顎洞底挙上手術を行いました。
なぜ2回法にしたかというと、サイナスリフトに熟練しているとはいえ洞粘膜が非常に薄く、ティッシュペーパーの半分ほどの厚さしかなかったからです。
さらに、洞底部には鋭い棘があったため、まずは洞底部を平らにしてから再手術したほうが安全で確実であると判断したからです。
2回目の手術のタイミングは、本当は1か月早い方が良かったのですが、花粉症があったため手術のタイミングを1か月ほど延期しました。
その1か月の間に、洞粘膜はまた薄い状態になってしまったのですが、上顎洞の形態は1回目の手術によって平坦にすることができたので、2回目の手術では問題なく挙上することができました。


上顎洞底挙上手術の2回法には、1回目の手術で挙上して2回目でインプラントの埋入を行う方法と、この症例のように上顎洞底挙上手術を2回に分けて行う方法とがあります。
これは、口腔外科で上顎洞底挙上手術を何百症例も手掛け、経験を積んだ先生でなければわからないかもしれません。

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