歯牙支持型のサージカルガイドを使って前歯部にフラップレス手術を行った症例

70代後半の男性です。下顎前歯部(右下4番から反対側の左下3番まで)の連続欠損で来院されました。
入れ歯でも良いのではと思いましたが、ご本人からインプラントの固定式の歯が欲しいという強いご要望があり、インプラント治療を決定しました。
4本のインプラントを埋入して固定式のブリッジを制作する計画を立てました。78歳という患者さんの年齢を考えると、できるだけ低侵襲の治療を行いたいというのが私の考えです。ご本人もそのように希望されました。
歯科用CTで精査したところ、抜歯後に行った骨造成の状態も良く、骨頂部が平坦だったので、歯牙支持型のサージカルガイドを用いたフラップレス手術を行うことに決めました。



もちろん静脈内鎮静法を用いることにより、さらに患者さんへの負担、ストレスを軽減することが可能です。
翌日消毒のために来院された時、全く腫れも痛みも無いとご本人はびっくりされていました。
3か月後には、固定式のブリッジの制作に移行していきます。


ご高齢の患者さんが増えている現状を考えると、これからのインプラント治療は、できるだけ低侵襲の外科的治療を心がけていく必要があると思います。 
低侵襲のインプラント治療を行うには、サージカルガイドが非常に有効です。ただ、すべての症例に使えるかというとそうではなく、骨の量や形態、質を充分CT等で精査し、精度の高い石膏模型と精度の高いサージカルガイドを制作することが重要です。
もちろん手術中にそのガイドが正確に装着されるためには、歯科医師の外科的な技術が求められます。すなわち、治療を進める段階で、一つ一つのステップが全てクリアされて初めて良い結果が得られるのです。
どこかのステップがうまく進まない場合はそのまま進めるのではなく、ひとつ前の段階に戻ってその原因を検討するよう日頃からスタッフにも伝えています。

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