骨隆起のある患者さんに対し、下顎左右に3本ずつのインプラントを埋入して最終補綴物を装着した症例

60代の男性です。
半年ほど前、左下の臼歯が破折して来院されました。

その時は取り外し式の局部床義歯を装着されており、治療の選択肢としてインプラントはどうですかと説明したところ、実は他院でインプラントにトライしたことがあるということでした。

ところが、前医はその手術中にインプラントが埋入できないということになり、中断してしまったそうです。

結果的にこの方は、インターネットや情報紙を見て、当院に来られました。

たしかに口腔内を見ると、骨隆起という骨のコブが多数あります。

こういう患者さんは、噛む力が非常に強いと言えます。CTで検査したり、模型を作って検査したり、歯周病の検査をしたりして、インプラントの適応症であると確認できました。

ただインプラントの直径、長さは、長いものを使用したほうが良いということで、右下に3本、左下に3本のインプラントを埋入して最終補綴物を装着しました。

治療後は、入れ歯の時とは違い、自分の歯のように好きなものを食べられるようになったと喜ばれ、とても感謝されました。

パノラマレントゲンを見てみると、上顎に3本の失活歯があると確認されたため、将来的にそこもインプラントにする可能性はあります。それまで、定期的、継続的なメインテナンスを行って今の環境を維持していきましょうとお話して、治療は一段落しました。

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