私の印象に残ったインプラント治療 その3

本日は、左右両側に上顎洞底挙上手術を行い、時間を掛けて治療を行った症例をご紹介いたします。



この方は、30代の女性です。上顎の臼歯部の欠損で、そこにインプラントを入れたいと来院されました。
ただし、遠方にお住まいの方で通院がたいへんなため、集中的に治療する時期と、仮歯を入れてしばらく様子を見る時期とに分けて、1年以上の時間を掛けて治療を行いました。
CT画像からも解るように、右側も左側も、上顎洞が非常に大きかったので、左右とも上顎洞底挙上手術を必要としましたが、手術を行った結果、審美修復が可能となりました。
◆術前のパノラマレントゲン
術前のパノラマレントゲン
◆フリアデント社 Xiveインプラントを埋入
フリアデント社 Xiveインプラントを埋入
フリアデント社 Xiveインプラントを埋入
術後の口腔内
◆術後の口腔内写真
術後の口腔内
遠方からの来院でしたが、無事治療を終えることができ、患者さんもほっとしています。今後は、3か月、半年ごとの定期検診を続けていけば、ずっとこのままの状態を維持できると思います。
◆術後のパノラマレントゲン
術後のパノラマレントゲン
ただ、下の臼歯部にもかなり問題があるので、いずれインプラント治療が必要となってくるのは確実です。その場合は、治療費が高額になってくるので、上下一緒に治療するのではなく、下の歯は2年後3年後と順番に治療していこうということで、ご本人にもご了解いただいています。

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