サージカルガイド Expert Ease を有効に使った症例(2)

 サージカルガイドには3種類の型があります。骨の上に載せる骨支持型、粘膜の上に載せる粘膜支持型、そして歯の上に載せる歯牙支持型です。
 ただ、私は粘膜支持型を使いませんので、あとの2種類のどちらかです。歯牙支持型は、歯が多数残っている場合に非常に有効ですが、歯があまりない場合は骨支持型を使うことになります。



 この患者さんは、60代の女性です。下顎の前歯部に多数の欠損があり、インプラントによる固定式の治療を希望して来院されました。この方も手術の回数を1回で終わらせたいということでした。ガイド無しでも簡単に埋入できる症例でしたが、審美性をかなり要求される方だったので、審美補綴が完全に行えるように、サージカルガイドを使って治療しようということになりました。

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骨支持型サージカルガイド Expert Ease

言うまでもなく、骨支持型のサージカルガイドを使うには、ガイドを骨の上にぴったりと少しのずれもなく載せる必要があります。そのために、執刀医は口腔外科的な技術を求められるのです。サージカルガイドはとても有効な治療法ですが、ガイドなしでも治療ができるインプラント専門医が行って初めて成り立つものであると思います。

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術後のパノラマレントゲン写真

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