前回まで、サイナスリフト（上顎洞底拳上手術）を必要とする難しいオペの症例ばかり紹介してきましたが、先週は比較的簡単な治療が続きました。
今日から4回に分けて、先週1週間に行ったインプラント治療についてご説明したいと思います。
まず、インプラント上部構造を装着（セット）した症例です。
【症例①】
この患者さんは60代女性です。約3か月前、左下の4番部、5番部、6番部にフリアデント社のXiveインプラントを埋入し、先週2次手術を行いました。
その際、歯肉弁根先側移動術も行い、単冠補綴をしたケースです。
反対側は第2大臼歯まで天然歯が残っています。ご本人も入れ歯ではなくインプラント治療を希望され、無事、最終補綴物までセットを行うことができました。
女性なので審美性を考えて歯冠色で補綴し、咬合面は白く仕上げました。
【症例②】
こちらも、60代女性です。右下5番部、6番部が欠損し来院されました。同じく右下4番部は数年前、当院でインプラント治療を受け固定式の歯を入れて調子が良かったので、今回もインプラント治療をしてほしいということでした。5番、6番に単冠で補綴を行いました。
出来ばえもよく、美しく仕上がりました。私としては、反対側左下の金属の補綴を白く治したかったのですが、金額的なこともあるので、いずれ悪くなったらこちらもきれいに治したいとおっしゃっています。