高齢者へのインプラント治療②

この患者さんは、奥歯で物が噛めないという主訴で来院されました。

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下顎は、インプラントで補綴しました。左上は、とりあえずブリッジで治してほしいということでしたので、健康保険の範囲内でブリッジを使って治療しました。
右上は最後臼歯が無いので、インプラント治療で補綴するしか方法がありませんでした。
ところが、CTの画像を見ると8番部に智歯(親知らず)が埋伏しており、インプラント埋入後、その親知らずが智歯周囲炎をおこす可能性がありました。インプラントに悪影響を及ぼさないよう、埋入と同時にその埋伏歯を抜歯する口腔外科治療も行いました。

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治療前パノラマレントゲン写真
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治療後パノラマレントゲン写真

すなわち、インプラント治療は、ただインプラントを埋入するだけではないということです。将来リスクファクターとなるものを完全に除去することが、インプラントの長期成功につながるのだと思います。

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