サージカルガイドを用いて全顎的な治療を進めている難症例

この患者さんは、30代後半の男性です。まだ若い方ですが、来院時は上顎に歯が一本しかありませんでした。第二大臼歯のみです。

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取り外し式の義歯を装着していましたが、年齢的なことも考えて固定式の歯が欲しいとインプラント治療を希望して来院されました。
これは非常に難しい症例で、年齢が若いにもかかわらず骨が非常に薄く、骨幅も高さもなかったので上顎洞底拳上手術が必要でした。

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ただしこの患者さんの場合、最終的には全顎的な補綴物(被せ物)を入れなければならなりません。そのためには最終ゴールを決め、それにピッタリ合う適切なポジションにインプラントを埋入しなければならなかったので、骨支持型のサージカルガイドを術前に作製し、それを用いてオペを行いました。

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サージカルガイド(エキスパティーズ)
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インプラント埋入後
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インプラント治療後パノラマレントゲン写真

現在はコンピューターの高度な技術により、ここまで精密なサージカルガイド、精度の高い骨模型を作製することが可能となっています。
当院には、今回のような難症例の患者さんが毎週のように来院して下さいます。
とてもやりがいがあり、有り難いことですが、学会発表の準備(詳細はこちら)などもあるので10月、11月は非常に忙しい日々を送ることになりそうです。

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