歯牙支持型サージカルガイドを用いてインプラントオーバーデンチャーを行った症例

多数の歯が欠損した場合、インプラント1本に対し1本の歯を載せるのではなく、少ない本数のインプラントを埋入し、義歯を支える維持装置として利用するインプラントオーバーデンチャーという方法があります。
この方は70代後半の男性で、インプラントを支えとして小型化された義歯をつくる予定の患者さんです。

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ご高齢であるため、外科的侵襲度をできるだけ少なくしたいと考え、歯牙支持型のサージカルガイドを術前にCT上で設計・製作しました。

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このような歯牙支持型のサージカルガイドを用いることにより、フラップレス手術を行うことが可能です。すなわち、局所麻酔後にメスを使って骨膜、粘膜を剥離することなくガイドの上から専用のドリルで掘るだけで、決められたポジションにインプラントを埋入することができるのです。
この方法は、ガイドの精度が高く、CT上での検査で骨が充分にあるケースにおいて非常に有効です。
手術時間も非常に短く低侵襲で行うことができるので、術後の痛みはゼロに近く、翌日の消毒の際も99%以上の患者さんに腫れが見られません。そのことに患者さん自身が驚くほどです。
この患者さんは2本のインプラントを埋入しましたが、30分程度で終わりました。レントゲンを見ても、ここしかないという場所にピンポイントで埋入されているので、良い入れ歯が装着できると思います。

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インプラント治療前パノラマレントゲン写真
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インプラント治療後パノラマレントゲン写真

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