プラットホームスイッチングシステムで審美領域にインプラント治療を行った症例

当院では、全顎の治療やインプラントオーバーデンチャーなども行っていますが、最近ニーズが高まっていると感じるのは審美領域のインプラント治療です。

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マスコミなどでインプラントの長所・短所がいろいろと報道されている一方で、今までインプラント治療を受けて充分満足のいく結果を得られた患者さんからの評判を聞き、インプラントを希望して来院される方も増えています。
とくに前歯を交通事故やスポーツ、ケガなどで折ってしまった時、失った歯の両隣在歯を削るブリッジを使いたくない、健康な歯を削らないで治したいという場合は、今後審美領域でのインプラント治療のニーズが高まってくると思います。
ただ、この症例のように上顎の中切歯が2本続けて欠損しているケースは、治療が難しくなります。なぜなら、審美領域で2本続けてインプラントを埋入する時は、インプラントとインプラントとの間の距離を4㎜以上確保しなければならないからです。この距離が非常に重要で、あまり近づけすぎると歯間乳頭がきれいに出来上がってこないのです。
前歯部に2本続けてインプラントを埋入しなければならない場合は、この症例のようにプラットホームスイッチングという方法をとります。
プラットホームスイッチングでは、人工歯根と歯をつくるアバットメントの部分が、コカコーラの瓶のようにくびれています。そのような形状にすることで、インプラントのトップの部分にまで骨がのってくる、骨の吸収を著しく抑えることができるなどの利点があります。
今回は、上顎の左右中切歯にアンキュロスインプラント(プラットホームスイッチングシステム)を使用しました。ご本人も非常に満足され、経過は良好です。

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