審美性を考えた前歯部のインプラント

先日、ある患者さんからこんなことを言われました。
私の書いているブログを毎日見て下さっているそうですが、「これから手術を受けるのですが、私もあんなに大変な手術になるのでしょうか?」と、質問がありました。



当院では確かに難症例も多く手がけていますが、けして大掛かりな手術ばかりしているわけではありません。
ですから、手術だけではなく、綺麗に治った症例もご紹介していこうと思います。毎日手術をしているということは、毎日誰かに、綺麗な歯を入れているということですから。
この方は、60代の女性です。奥歯には、昔入れたインプラントやブリッジが数本入っていたのですが
◆施術前 パノラマ写真
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下の前歯が歯周病でぐらついてきたということです。患者さんの方から「骨が悪くならないうちに、何とか綺麗な歯を作って下さい。」というご要望がありました。
歯周病が進んだ歯を抜いて、すぐに仮歯を作り、抜いたその日にインプラントを埋入する、いわゆる「イミディエイトインプラント」で治療を行いました。インプラントを埋入したのは3ヶ月位前ですが、経過が良好だったので、仮歯で様子を見た後、実際の歯となる最終的な補綴物を入れました。
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奥歯の場合は、1本の歯の欠損に対し1本のインプラントを入れるのが基本です。
しかし前歯部は、かえってそうしないほうが審美的に綺麗になります。ですから、あえて前歯の中央部分はインプラントにしないで、その両隣の部位にインプラントを入れ、ブリッジにしました。
◆施術後 パノラマ写真
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かなり綺麗に治っていると思います。
新しい歯にして一ヶ月になりますが、ご本人も快適に何でも食べられると、とても満足していただいています。そんなお声を聞くと、よかったなあと思います。
特に見た目の気になる前歯部についてお悩みの方、歯周病でお困りの方も、お気軽にご相談下さい。

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