サイナスリフトの症例[4]

本日は、サイナスリフトの症例4つ目のご紹介です。
2度目のインプラントを、と来院された患者様の症例です。
以前インプラントを受け、他の歯も…とお考えの方に少しでもお役に立てれば幸いです。



【症例4】
 この患者さんは60代女性です。数年前、右下にインプラント治療を行い、その良さが充分わかっていらっしゃるので、今回左上の欠損部にもインプラントを希望して来院されました。

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上顎洞底の拳上が終了した時の様子。
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Xiveインプラントを埋入した時の様子。
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術後の様子(パノラマレントゲン写真)

 この患者さんは骨が硬かったので、手術がやりにくかったケースです。上顎洞の前壁の骨の硬さや厚みによって、術者は窓開けの方法、つまりバーの種類を考える必要があります。
年中こうしたオペをやっていると、経験上この症例はどんなことに気を付けなければならないかということが、自然に分かってきます。
骨が厚く硬い人ほど窓開けは難しく、骨が薄い人は比較的すぐに終了します。
また、前壁の骨の厚みが均一な人ほど開けやすいと思います。洞粘膜の厚みは、厚過ぎない薄過ぎないのが一番良いのですが、それは歯科用コーンビームCTで術前に検査できます。
そしてこれは興味深いことですが、粘膜、骨膜が剥離しやすい人は、洞粘膜が非常にデリケートです。

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