治療実績のご紹介[2]

今回も引き続き、友生歯科医院にて先週行ったオペをご紹介します。



【オペ①】
 この患者さんは、50代の女性です。右上の4番、5番(第一小臼歯、第二小臼歯)が欠損している症例です。CTと、普通の2D(2次元)のパノラマレントゲンで調べた結果、サイナスリフトは必要無いと判断し、直径4.5㎜、長さ11㎜のXiveインプラントを2本平行に埋入しました。
この患者さんは、当院でこれまでにも多数インプラントを埋入し治療を受けていらっしゃるので、「今回もやはりインプラントにしたい」とご本人が希望されました。レントゲンで見られるように、埋入ポジションも良いので必ず良い歯が出来上がると確信しています。

友生歯科医院インプラント治療例 無断転載禁止
友生歯科医院インプラント治療例 無断転載禁止
手術前パノラマレントゲン写真
友生歯科医院インプラント治療例 無断転載禁止
手術後パノラマレントゲン写真

【オペ②】
インプラントの埋入は、ある程度オペの経験を重ね熟練していれば、サージカルガイドを使わなくても充分可能です。むしろ使わない方がオペ時間は短く済む場合も多いと思います。
しかしどうしても、ピンポイントでここしかないというポジションに埋入する場合や、多数のインプラントを同時に埋入する場合、サージカルガイド(エキスパティーズ)は非常に有効な方法だと思います。
この患者さんは、本来ならサイナスリフトを行ってオペをしたかったのですが、CTで検査し、患者さんと1時間位いろいろお話をしたところ、「サイナスリフトではない方法でできませんか」ということになりました。そこでエキスパティーズを使って、上顎洞底にインプラントを埋入しないよう方向を精査してオペを行うことにしました。
このサージカルガイドは、歯牙支持型のエキスパティーズです。

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口腔内に装着した様子
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サージカルガイドを使ってインプラントを埋入するホールを形成した様子
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Xiveインプラント
直径3.8㎜と4.5㎜を1本ずつ埋入した様子
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手術前パノラマレントゲン写真
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手術後パノラマレントゲン写真

2本のインプラントが上顎洞を避けて、きれいに埋入されています。この方の最終補綴物は、インプラントを使ったブリッジになると思います。
【オペ③】
上記のオペ②のような症例も中にはありますが、やはり当院が最も得意としているのは、上顎洞底拳上手術(サイナスリフト)です。
 この患者さんは、40代の女性です。右上第一大臼歯部が欠損していました。治療するにあたって、ブリッジで治す方法とインプラントで治す方法について、CTの検査結果を見ながらいろいろとご説明しました。ブリッジの欠点は、隣にある残った自分の歯を削らなければならないということです。自分の健康な歯を削りたくないということで、インプラントを希望されました。
 ただ、上顎洞底がかなり下がっていたためサイナスリフトが必要となり、ラテラルウインドウテクニックを使ってオペを行いました。オペ時間は1時間くらいです。静脈内鎮静法を担当して下さった麻酔科の先生は、オペの正確さと時間の早さに驚いておられました。
 翌日来院された時、多少腫れはありましたがほとんど痛みはなかったそうです。経過は順調で、6か月後にはきれいに歯が入ることでしょう。

友生歯科医院インプラント治療例 無断転載禁止
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手術前パノラマレントゲン写真
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手術後パノラマレントゲン写真

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