静脈内鎮静法の利点~麻酔専門医からの視点 その2~

前回に続き、麻酔専門医に静脈内鎮静法についてお話しをしていただきました。



以下、麻酔専門医から伺ったお話しを掲載いたします。
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通常、歯科の領域では笑気鎮静法といって、笑気ガスを吸う方法が一般的かと思いますが、静脈内鎮静法はそれよりも確実な方法です。また、点滴をとっているので、万が一、体調に変化があった場合でも、すぐに対応することができます。
当院では、血圧計、心電図、酸素濃度を見るモニターの他に、BISモニターを導入しています。
◆BISモニター

BISモニター
手術中は、BISモニターにより脳波を測定し、
常に適切な鎮静状態をモニタリングしています。

これは、鎮静法を行っている際、患者様がどの位リラックスしているか、薬が効いているか脳波を使って測定するものです。通常開業医でこの機械を使っている所は少ないのですが、当院では、より安全、快適に手術を受けていただくことができると思います。
私の役割としては、手術が始まる前に来て、まず患者様の体調を確認します。手術中は手術室で立ち会い、終始モニターを使って見守ります。
◆生体情報モニター
生体情報モニター
このような不整脈が見られる患者様も、麻酔科専門医が全身管理に
従事することにより、安心して治療をお受けいただけます。

手術が終わったあとも、患者様が来院時と同じ状態であることを確認し、お帰りいただくところまでを担当します。
当院でも、鎮静法を使う場合と使わない場合とがあり、両方経験されている患者様もいらっしゃいます。1度目に鎮静法を使い、2度目は使わなかったという方は、3度目はやはり使いたいと、2度3度と受け、鎮静法のリピーターになる方も多いですね。
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このように、友生歯科医院では麻酔専門医との連携により、患者様に安心してインプラント手術を受けていただけるよう、万全の体制をとっています。

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