本日は、前回記事の続きで、2例目のご紹介です。
この患者さんは、50代の男性です。上顎の左右臼歯部が欠損し、インプラント治療を希望して来院されました。
CTで検査したところ上顎洞までの距離はあったので、サイナスリフトをしないでインプラントを埋入したケースです。
患者さんの希望は、オペの回数を一回で行ってほしいということでした。こういう場合はサージカルガイドが有効です。残存歯にメタルコアなどが入っていたので、骨支持型のサージカルガイドでは精度が落ちるため、歯牙支持型を用いてオペを行いました。6本のインプラントを埋入し、1時間半で終了しました。
歯牙支持型サージカルガイド（エキスパティーズ）
右上臼歯部にXiveインプラント3本埋入
左上臼歯部にXiveインプラント3本埋入
ただ、何度も言いますが、サージカルガイドは正確なポジションに的確に装着されて初めて機能するものです。
これを使わなくてもオペをきちんと行える先生が使用するならば、とても有効な治療法だと思います。
そのためにもインプラントのポジションの計画、ガイドの製作を正しく行わなければなりません。
術後CT画像
術後CT画像