仮歯を入れ、患者さんのご要望を取り入れながら全顎のインプラント治療を行った症例

こちらは70代の女性です。来院時は上顎に総義歯を入れていらっしゃいました。

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アンチエイジングの治療を強く希望され、固定式の歯にしたいという願望がありました。

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歯科用CTで精査し、その治療が可能かどうか入念に検討して治療計画を練ったケースです。
上顎に計8本のインプラントを埋入しました。臼歯部にはXiveインプラント、前歯部にはオッセオスピードという2種類のインプラントを使用しました。

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上顎洞底拳上手術も行っているので、手術後6ヶ月ほど待ってから第二段階に入りました。
このようなケースではいきなり最終補綴物を入れるのではなく、全顎の仮歯(プロビジョナルレストレーション)を装着して、1~2ヶ月試運転していただきます。

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仮歯(プロビジョナルレストレーション)

その間に、歯の形、歯の長さなど患者さんの様々な要望をお聞きし、顎関節の状態も精査しながら最終補綴物を入れます。
写真のように、笑った感じもとても自然で、ご本人も義歯を入れているとは思えないと、とても喜んでおられました。

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この症例のポイントは、①全顎のインプラントを行っていること ②インプラントの手術後すぐに最終補綴物を入れないで、仮歯を装着し患者さんの要望を取り入れたことです。仮歯はどのようにでも調整することができるので、最も気に入った仮歯に近い最終補綴物を作って装着します。このような全顎的な治療をするときは、すぐにファイナルの補綴物を入れては絶対にいけないのです。

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