この患者さんは50代の女性です。
10年以上前に他院でインプラントを埋入していました。
右下8番部のインプラントは周囲炎をおこしており、なおかつ、なぜか親知らずに近い位置に埋入されていて、とても噛みにくい、物が詰まりやすいということで来院されました。
ご本人とよく相談したうえで、このインプラントは除去しました。
そして第一大臼歯、第二大臼歯部にインプラントを埋入しなおし、早く骨ができるように人工骨を入れて手術を終えた症例です。
この除去はものの5,6分で終わりました。患者さんご自身もレントゲンを見て、今回はとても良いポジションに埋入されたと理解できたので、新しい歯ができるのが楽しみだとおっしゃっていました。
インプラントを入れるポジションは歯を作る上でとても大切です。どこに入れても良いというわけではありません。インプラント治療を行う時は、事前に計画・設計を充分に行うことが重要だと思います。