インプラント治療は局所麻酔だけで行う場合と、静脈内鎮静法を併用する場合、時には全身麻酔をして行うこともあります。
例えば腸骨移植や手術時間が３時間を超えてしまうような症例など、患者さん本人から強い希望があった時には全身麻酔をします。その場合は地域中核病院の協力のもと手術室を使わせていただき、私が執刀医として手術を行い、数日間入院施設をお借りします。
全身麻酔で行う手術は看護士さんが助手になることが多いのですが、インプラントや口腔外科的治療のオペの場合、専門的な知識が無ければ器具や歯科材料の受け渡しに時間がかかってしまいます。
それを解消するため、私は時々、いつも当院で治療を行っているインプラントチームのスタッフを全身麻酔のオペに参加させています。
今回のオペは当院のスタッフを２名参加させ、全身麻酔をして腸骨移植を行いました。その結果、オペは１時間半という短い時間で終えることができ、地域中核病院からも高い評価をいただきました。
写真は、地域中核病院の全身麻酔器で、私が執刀医、当院のスタッフがサポートしてくれています。
