サイナスリフトにより左右の上顎洞をきれいに拳上した症例

この患者さんは、40代の女性です。右下には約8年前にXiveインプラントを埋入し、右上には5年前に上顎洞底拳上手術をしてインプラントを埋入した患者さんです。

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今回、左上の部分が痛くなり、やはりインプラント治療を希望して来院されました。CTで調べると、左上も上顎洞底拳上手術が必要だということがわかったので、ラテラルウインドウテクニックでサイナスリフトを行いました。
術前のCT検査や実際に手術をしてみてわかったのですが、左上の第二大臼歯もやはり状態がよくなかったので、この第一大臼歯のインプラントに歯を被せ終わった後、第二大臼歯も抜歯して、そこにインプラントを埋入する予定です。
パノラマレントゲンを見ると、右上も左上も上顎洞底がきれいに拳上され、人工骨で満たされていることが確認できると思います。

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インプラント治療後パノラマレントゲン

当院では、年間200件以上のインプラント治療を行っていますが、そのうち約40件はサイナスリフトを行っています。ラテラルウインドウアプローチによるサイナスリフトは、テクニック的にはとても難しいのですが、手術が確実に成功したかどうか確認でき、拳上量も骨補填剤(人工骨)を充分に入れることができるので、長いインプラントを埋入することが可能となるのです。
当院のインプラント治療の症例が多いのは、このような高度な技術を必要とする難しいオペを行えるからであり、それが結果的に、適応症を増やすことにつながっていると思います。 
そして確かな手術をすることで、患者さんからも高い評価をいただいていると確信しております。

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