歯槽骨頂の傾斜が急な患者さんに対しオッセオスピードプロファイルEVを埋入した症例

60代の女性です。今から20年前、右下の6番部と7番番部にIMZインプラントを埋入しました。

今回、右下の4番部と5番部に欠損補綴が必要となり、4番部にインプラントを埋入した症例です。

この患者さんの歯槽骨頂の形態をCTで精査したところ、急傾斜になっていたため、従来のトップ部分が平らなインプラントを用いると大掛かりな骨造成が必要と考えられました。

そこで、今年4月から新しく使用可能となったアストラテックインプラントシステムのオッセオスピードプロファイルEVを手術に使用しました。

このインプラントは、解剖学的な歯槽骨頂の傾斜に合わせてデザインされており、トップの部分が斜めにカットされた形状になっています。

この症例で私が非常に興味深いのは、当時最先端であったドイツ製IMZインプラントが20年たった今も全く異常がなく機能しており、今回はその隣に最新型のインプラントを埋入して欠損補綴を行うという、古いものと最新のものがコンビネーションされた点です。

埋入後の初期固定も非常に良かったので、良い結果が得られると思います。

この症例のように歯槽骨頂の傾斜が急な患者さんは、その形状に合わせて作られたインプラントを使用することで骨造成を行わないで済みます。

とくに日本人の骨は、欧米人に比べ頬舌的な幅が狭く埋入部位が急斜面になるケースが多いので、このような形状のインプラントは非常に有効であると思います。

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