上顎洞底部に多数の突起があり2回法でインプラント治療を行った症例

この患者さんは40代の女性です。左上臼歯部(5・6・7番)が欠損し、インプラント治療を希望して来院されました。

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術前のCT検査をしたところ、上顎洞底部にクレーターのような大きな突起がいくつもあることがわかりました。こういうケースの上顎洞底拳上手術は非常に難しいです。

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ご本人には術前に、上顎洞底拳上手術(サイナスリフト)に慎重を要するので、インプラントの治療を2回法で行うことをお伝えし了承を得ました。
時間は通常より少し長くかかりましたが、同粘膜を破ることなくきれいにサイナスリフトを完了することができました。
このように歯槽骨の高さが2~3mmしかなかったケースでも、16mm以上の充分な拳上を行うことができます。

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6か月後にインプラントを埋入しますが、通常と同じように良い結果が得られると思います。

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