サージカルガイドを用いてフラップレスで5本のインプラントを埋入した症例


60代の男性です。サージカルガイドを用いてフラップレス(骨膜・粘膜を切開しない)で、5本のインプラントを埋入しました。埋入したのは、下顎の3番、1番、1番、3番、5番です。手術は短時間で終わりました。
 この症例のように、顎骨の頬舌的な幅が充分にあり、垂直的な距離も充分確保でき、ガイドの固定がしっかりとれるような場合は、フラップレス手術も良いと思います。

当院では最近、70代後半でもインプラント手術を希望する患者さんが増えています。
 例えば78歳という年齢で、5本、6本のインプラントを入れて下さいという方もいらっしゃいます。それはなぜかと言うと、当院で15年前に違う部位にインプラント治療を受け、それが長期にわたり機能しているので、「インプラントは良い」という信念で来院されるからです。私たちは、そのご期待に応えなければなりません。
 そのためには、10年前、15年前と同じ治療法で良いのか、ご高齢になっているので、もっと低侵襲な体に負担のかからない手術が良いのかを考える必要があります。その方の、年齢やライフスタイル、現在抱えている病気との関係を考えて手術方法を決定しなければなりません。
 高齢者なら、どの症例でもフラップレスが良いということではありません。術前の検査や医療面接を経て、フラップレスで確実に行える症例であれば選択して良いと思います。
 フラップレスでできないケースや危険な偶発症が起きる可能性がある場合は、高齢者でも静脈内鎮静法を用いて骨膜、粘膜を切開する従来の方法で行います。
 高齢者へのインプラント治療は、どのように機能を回復させるかだけでなく手術方法をも選択する必要があるのです。
 これまで多くの患者さんを診てきましたが、自分の歯でなくてもやはり、良く噛める方はとても元気です。これは間違いありません。

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