こちらの患者さんは30代の男性です。右上の中切歯が事故で歯根破折を起こして来院され、インプラント治療を行いました。
抜歯を行ってすぐにインプラントを埋入するイミディエイトインプラント(抜歯時即時埋入)という方法をとりました。
3ヶ月後にインプラントに仮歯を装着し、1~2週間患者さんのご要望を確認しながら最終的な上部構造を装着しました。
こちらの患者さんはインプラントの両サイドにセラミック冠を装着しており、それはそのまま使いたいというご希望でした。セラミック冠に調和するインプラント修復が必要な難しい症例でしたが、結果的には天然歯とインプラントを入れた歯の歯頸線がうまく調和して、非常に満足していただきました。
レントゲンによりインプラント周囲の骨の高さは充分上方に位置していることが確認されたので、時間の経過とともに歯冠乳頭の形態ももっと改善されていくものと考えられます。