10月16日(日)、私が使っているインプラントの製造メーカーデンツプライ三金株式会社主催の勉強会に出席してきました。少数精鋭と言われるザイブインプラントシステム外科コース外科テクニックセミナーです。
講師は、慶應義塾大学医学部歯科・口腔外科教室准教授の河奈裕正先生です。
実は3月31日、私自身が右の上顎臼歯部に治療を受けることになり、自分で自分のサイナスリフトを行うわけにもいかないので彼に手術を依頼して、私の主治医となっていただきました。
手術から6か月経過したため、今回はそのCT画像をデータで持って行き、彼の意見を聞くのも一つの目的でした。
お会いした瞬間、「先生、もう勉強会で教わる必要はないんじゃないですか」とおっしゃいましたが、私としては、自分と同様にサイナスリフト(ラテラルウィンドウテクニック)を得意としている先生がどのように行っているのか、その技術・方法を知ることは、自分のスキルアップのために必要だと考えたからです。
オペ時間の短縮とか、患者さんの外科的侵襲度を減らすためにもっともっと良いテクニック、良い考え方がないか知りたかったのです。
基本的な診断から治療方法の選択、使用薬剤、補填材等はほとんど彼と同じでした。ただ、最初のアプローチに使う器具だけが違っていたので、今後そういう方法もやってみようと思いました。
今回は、当院で私のインプラント手術を一緒に何千件も行っている歯科衛生士とともに行ってきました。
彼女は、サイナスリフトは数百症例、通常のオペは数千症例行っており、若手の歯科医師よりよほど知識も技術も持っていると思います。その点は、河奈先生も私の手術を行った際に当院のコ・メディカルスタッフの技術の高さに感動して下さっていました。