固定式のブリッジを装着し10年以上経過良好な症例

70代の男性です。10年以上前、60代で上顎に多数のインプラントを埋入して、固定式のブリッジを装着しました。
下顎の臼歯部にも何本かインプラントを埋入して歯の治療を行っていますが、10年以上経った現在も、上顎・下顎ともに経過良好です。

先月のブログで紹介したように、ご高齢の患者さんに対し、少数のインプラントを埋入して総義歯を安定させるインプラントオーバーデンチャー(IOD)を装着するケースもありますが、この症例のように入れ歯は嫌だ、絶対に固定式の歯で治してほしいという方もおり、患者さんの年齢や環境によってニーズは様々です。その多様なニーズに対応できる技術が歯科医には求められています。
例えば、上顎臼歯部においては上顎洞底挙上手術、時には骨移植、時にはGBR(骨造成)などのテクニックを駆使して患者さんが求める治療を行う必要があるのです。
そして同時に、治療後の定期的、継続的なメインテナンスを行うことが、我々歯科医に求められているのではないでしょうか。

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