XeraMFセファロを導入しました

インプラント治療を行うには歯科用CTによる検査が不可欠です。
3次元的な画像診断により骨の量や形、質、硬さの分布、神経の位置までわかります。   
また、上顎洞底挙上手術を行う際に必要な洞粘膜の厚さや上顎洞の病変などのデータも得ることができます。 
1月23日(水)、株式会社ヨシダの最新機種、XeraMF(デジタル式歯科用パノラマ・断層撮影X線診断装置 アーム型X線CT診断装置)を導入しました。
当医療法人としては3台目の歯科用CTとなります。
1台目のファインキューブ、2代目のトロフィー、3台目のXeraMFと、それぞれに利点、欠点があります。中でも、このXeraMFは、矯正治療で使用するセファロを搭載しており、CTの撮影時間も約12秒と早いのが特長です。撮影範囲はファインキューブが8㎝×8㎝だったのに比べ、最大約16㎝×8㎝と広くなっており、両側の埋伏歯観察やTMJ両顎観察起動観察も可能です。
これまで顎関節の撮影は左右それぞれに行っていたのですが、今回のXeraMFの導入により、両側の顎関節を1回で撮影観察できるようになりました。
放射線の被ばく量は、従来ものと大きな差はありません。質問を受けることもあるので、当院では必ず検査の前にどのくらいの被ばく量になるかを説明します。
従来行ってきたパノラマX線撮影が0.01mSv(ミリシーベルト)、ファインキューブは0.06mSv、XeraMFは0.1 mSvです。
数値だけではわかりにくいので、日ごろ病院などで受けているレントゲンと比較すると、胸部X線集団検診が0.05mSv、胃X線集団検診1回が0.6mSvです。そして、あまりご存知でない方が多いかもしれませんが、東京・ニューヨークを航空機で往復すると、自然放射線で0.2mSvになります。
やはり、CTのような大型機械での検査となると、被ばく量を気にする患者さんも少なくありません。検査の前には必ず、このようにわかりやすく説明してから撮影するようにしています。

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