毎週金曜日に勉強会を行っています

日本口腔インプラント学会が認める「専門医」の資格取得は、かなりハードルが高く、全国で約1600人しかいません。この資格を取得するにはいくつか症例を提出する必要がありますが、 その中で最も大変と思われるのは7歯欠損のボーンアンカードブリッジの症例です。

これは、歯が連続して7本欠損している部分にインプラントを何本か埋入して固定式の歯を作る治療で、最低3症例の提出を求められます。更に、その1症例に対して試験官の前でプレゼンテーションを行い、その試験官からの質問に正確に答えるという試験があります。

なぜこの試験が難関と言われるかと言うと、一般的に7歯欠損のボーンアンカードブリッジの症例は、それほど多くないからです。

ところが最近、当院にメインテナンスで来院する患者さんを診ていると、私が過去25年以上の間に行ってきた症例の中には結構あります。

「7本も歯が欠損しているから、部分入れ歯でいい」と終わらせないで、「多数歯のインプラント埋入をして、固定式の歯にしよう」という発想を、若い先生方に伝えていくことが私に課せられた義務、使命だと思っています。

そのために、毎週金曜日に全ての勤務している先生を集めて、約1時間半のカンファレンスを行っています。それぞれの先生が担当している患者さんのレントゲンを見て、「この症例はこういう治し方もあるのではないですか」と指導しています。この勉強会は、これからも続けるつもりです。

若い先生は、いろいろな症例をたくさん見て学んでほしいと思います。

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