60代の女性です。
他院で治療を受けたという左上の4番、5番部には、S社のインプラントが既に埋入されていました。ただ残念なことに、5番部のインプラントは上顎洞内に突き抜けた状態でした。
その5番部の上顎洞粘膜を損傷することなく挙上するのは困難なため、今回は6番部と7番部だけに上顎洞底挙上手術を行い、インプラントを埋入しました。
これは、必要最小限の範囲で挙上した症例です。上顎洞底挙上手術には様々な症例があり、同じ症例は一つもありません。それぞれに難しさがあります。一つ一つ確実に対応するためには、幅広く経験を積むことが必要だと感じています。