より良いインプラント治療を受けるために(上部構造の選択について)

インプラントを使って口腔内全体の噛み合わせを治す全顎的治療には、いろいろな方法があります。

例えば、オールオン4と言って、4本のインプラントで上顎の歯を全て作るとか、6本のオールオン6もあります。

この方法は可撤式ではなく取り外しのできないブリッジタイプで、歯科医師によって賛否両論あります。

患者さんも、やって良かったという方もあれば、やらなければよかったという方もあり、両方に分かれます。 オールオン4とインプラントオーバーデンチャーはどちらの方が良いということではありません。治療を受けるときに、最終的な上部構造としてどのような形の歯が入るのか、それは清掃しやすいのか、使い勝手が良いのかなど、治療を始める前によく聞いた方が良いと思います。

あとは、治療の時間と期間、費用、最終上部構造が入るまでどのような仮歯が入るのか、治療が終わった後はどのような間隔でメインテナンスを受けるのか、それは簡単なのか複雑なのか、一回のメインテナンスはどのくらい時間がかかり費用はどのくらいなのか、遠慮せず質問しましょう。こうしたことをよく説明してくれる歯科医院で治療を受けたほうが良いと思います。

さらには、自分の口腔内に入ったインプラントのメーカー名と種類を知っておいた方が良いと思います。メジャーなメーカー(S社N社 、D社、Z社)はどこの医院でも修理方法がわかりますが、例えばセカンドオピニオンを求めて来院された場合、マイナーなインプラントではフォローアップの方法を調べ、機材調達するのがは難しいからです。

当院では、治療が終わった患者さんに学会が定めたメーカー名や種類を記入した記録表をお渡しするようにしています。遠方に引っ越しをした患者さんからの問い合わせも多く、連絡があればすぐに調べてお答えするようにしています。

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