審美領域にフラップレスでインプラントを多数埋入し、上部構造を装着した症例


60代男性です。
下顎は2番から2番までの欠損、上顎は右側の3番から反対側の2番までの欠損です。
約3か月前にインプラントを埋入し、今回は上顎の上部構造を装着しました。
下顎の左右の4番にもインプラントが埋入されており、1か月後に下顎の上部構造が入る予定です。
この患者さんはインプラント治療にとても積極的な方で、8年ほど前には下顎の臼歯部6番と6番にインプラントを埋入しました。
上顎の前歯部が歯周病でグラグラしてきたので、歯周病ケアの間隔をつめて回数を増やしましょうと提案したところ、「そんな治療ではなく、悪い歯は抜いてインプラントにしてください」と患者さんの方から申し出がありました。
8年前、下顎の臼歯部にインプラント治療を行った時、「いつかあなたは前歯部も必要になるかもしれません」と予告していたこともあり、「先生の言われたとおりになったのでお願いしたい」ということでした。
今回のインプラント埋入は、上下とも全てフラップレスで行いました。
以前、下顎の臼歯部に埋入したときはフラップレスではなく、骨膜、粘膜を剥離して行いましたが、ご年齢のこともあり、低侵襲の手術ができますよと提案したところ、「先生がおっしゃるなら」とフラップレス手術となりました。
手術後、腫れも痛みも一切なく、入った歯は綺麗でびっくりされていました。やはり審美領域においては、ご年齢に関係なく白い歯を選ばれました。
写真は手術直後のものです。上部構造を装着したばかりのため歯肉が白っぽくなっていますが、時間の経過とともに他の歯肉の色と調和することは間違いありません。
最近はこのような審美領域のインプラント治療が非常に多くなっています。上顎前歯部の上部構造は、匠の技、優れた技術を持った技工士さんに製作をお願いしています。
以前このブログで、口腔内スキャナーを使いデジタル技術で上部構造を製作する日が来るかもしれないと書きましたが、それはケースバイケースです。匠の技で審美性を出してほしい場合は、高い技術を持った技工士さんにお願いするのも大切なことだと思います。

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