BLXインプラントを埋入した症例


 昨年11月、スイスのS社から発売された新しいインプラントBLXを時々治療に使用しています。

 写真は、40代の男性です。左上7番にBLXインプラントを埋入しました。

 以前のブログにも書いたとおり、インプラントにはさまざまな種類があり、それぞれに良いところ、そして欠点があります。
それらの中から、患者さんの欠損部位の状態、臨在歯、対合歯に最も合うインプラント体を選択する必要があります。

 BLXインプラントは初期固定に優れ、種類も豊富です。短いインプラントしか使えない、そして初期固定を充分に獲得しなければならない症例には、非常に有効だと思います。従来から使っているD社のEVインプラントは、短いインプラントの種類が豊富で初期固定もある程度獲得できるのですが、BLXはとくに初期固定が素晴らしいと感じています。

 12月に、D社から発売されたインプランター(インプラントを埋入する特殊なエンジン機械)は、どのようなトルク値でインプラントを埋入したか、何ニュートンで完了したかが記録されるようになっています。いろいろなメーカーのインプラントに対応しており、メーカーが指定したとおりのトルク値で埋入することができるので、使いやすいと思います。
この症例でもこのインプランターを使用しました。手術の時、骨にドリルするインプランターとは使い分けており、贅沢な使い方をしていると思います。

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