介護が必要な方へのインプラントのメインテナンス

私ども医療法人は、山口歯科を開院して今年で35年になります。

当院でインプラント治療を行った患者さんがご高齢となり、メインテナンスを受けたくてもこれまで通り来院できないケースが出てきました。そのため当院では、コロナ収束後、週に1、2度は訪問してメインテナンスを行うことが必要だと感じています。

訪問診療では、インプラントが入っている高齢者に対してどのように口腔内清掃すればよいか、ご家族や介護士さんに指導することが重要です。介護士さんの中には、インプラントというだけで抵抗を感じる方もいらっしゃるようです。

インプラント治療は、骨の中に埋入した人工歯根の上に固定式の歯を作るのが基本ですが、メインテナンスがしづらい場合、数本のインプラントを使った取り外し式のインプラントオーバーデンチャーに移行するのも一つの方法です。これなら家族や介護士さんもメインテナンスしやすく、取り外して洗うこともできます。

インプラントは、長くもつ治療法です。インプラント治療を受けて咀嚼機能を回復した患者さんからは、「長きにわたりインプラントの恩恵を受けていると感じます。インプラントが健康寿命につながっていると思います」というお声をいただいています。

歯科医の仕事は、歯を治療し、新しい歯を作るだけではありません。その後もメインテナンスを定期的に行い、万が一、認知症や寝たきりになったとしても、周りの方がメインテナンスできる環境を提供する、それが、歯科医としての責任だと思っています。

また当院では、もし患者さんが遠方に引越して通院が難しくなった場合でも安心して他院で受診できるよう、インプラント手帳をお渡ししています。インプラント手帳には、いつ、どの部位に、どんな種類のインプラントを埋入し、どのような処置を行ったか。どのようなセメントを使用したかなどを記入しています。

引っ越した先で通院する歯科医院が、それを見れば充分対応できる仕組みを作っています。これもインプラント治療を行う歯科医院として必要なことだと思います。

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