上顎の骨に厚みのある患者さんに上顎洞底挙上手術を行いXiveインプラントを埋入した症例

20代の男性です。

上顎臼歯部に対するインプラント治療ですが、久々の難症例でした。

上顎洞底挙上手術を行う場合、オペレーターにとってやりやすい症例というのは、上顎洞底部の形態が平らで、洞粘膜の厚みが2ミリくらいある方です。洞粘膜挙上する時に洞粘膜を損傷させづらいからです。

さらに側壁の骨が薄いと、上顎骨の窓開けは10分程度で終わります。

ところが、この方は骨の厚みが非常に厚く、骨を薄くするだけで時間がかかりました。骨の窓開けができれば、その後はあっという間に挙上できました。

ドイツ製のXiveインプラントを使用し、

初期固定も充分獲得できました。

6か月後にCTスキャンで骨の造成の具合、洞粘膜、上顎洞に炎症が無いか、インプラントの周りに異常所見が無いかを画像診断をして、インプラントオペの第二段階に移行していきます。

上部構造は、デジタルを応用した方法で製作する予定です。

術前 パノラマ写真

術前 CT画像

インプラント埋入後 CT画像

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