海外のインプラントシステムへの対応

最近当院で多いと感じるのは、海外で暮らしていた方がコロナの影響で帰国し、海外で埋入したインプラントの修復を希望して来院されるケースです。

海外の主要メーカー製などメジャーなインプラントは良いのですが、種類が解りにくいものも多く、中には日本で製品の取り扱いが無いこともあります。メールで直接海外の先生に問い合わせたり、患者さんに連絡を取っていただいたりして種類を調べ、修復しています。

先日はニューヨークで暮らしていて、向こうでインプラントを3本埋入したという方が帰国し、その修復を希望して来院されました。

ニューヨークの歯科医院にメールで連絡したのですが返事がありません。そのため、そのインプラントのアバットメントの状態を口腔内スキャナーで読み取り、そのデータを基にミリングマシンを使ってジルコニアの上部構造を製作しました。

従来の型取りの方法では精度が落ちる上、デザインもしづらいので対応が出来なかったかもしれません。様々な修復方法で対応できるのは、院内にデジタル化した設備を持っていればこそと心強く感じました。

これまで、国内の他院で治療した患者さんのインプラントの修復は数多く行ってきましたが、最近は海外で埋入したインプラントを修復するケースが増えてきました。インプラントシステムの製品知識と生体の基礎知識がわかっていれば、海外のマイナーなインプラントに対しても十分対応できると思います。

当院では世界3大メーカーと言われる主要メーカーのインプラントのみ使用しています。スウェーデン製とスイス製です。インプラント治療を行った患者さんには、必ず使用したインプラントの種類や形状などがわかる書類を渡して、引越しなどで遠方の歯科医院に転院される場合も安心して治療を受けられるようにしています。

国内で販売されていない
インプラント

CAD/CAMにより新たに
上部構造を製作

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