サイナスリフトの手術後、飛行機に乗るタイミングについて

当院でサイナスリフトを希望する患者さんの中には、様々なお悩みを抱える方が少なくありません。手術自体はそれほど難しくなくても、患者さんのライフスタイルによって治療が制限されるケースがあります。

この患者さんは日本と海外の2か所に拠点があり、行ったり来たり両方に居住する方が初診で来院されました。サイナスリフトを受けたいけれど、手術後いつから飛行機に乗れるかという相談を受けました。

上顎洞は頬骨の中に存在する空洞です。気圧のコントロールをしている部分と考えられるので、飛行機に乗るとその影響を受けます。

重要なポイントは、上顎洞底挙上手術とインプラント埋入を確実に行うこと。術後の上顎洞内に炎症が無いこと。鼻腔と上顎洞をつないでいる開口部が閉鎖されていないこと。これらを手術一か月後にCTで精査し、確認する必要があるということです。そして飛行機に乗った際、機内では過度な飲酒を控え、離陸と着陸の際に鼻抜きをするのが良いと思います。

飛行機に乗ると気圧が変わるため、やはり術後1か月間は乗るのを控えたほうが良いと思います。

これらの情報をお伝えし、来年当院で治療を行うことになりました。

術前 CT画像

このページの先頭に戻る 医療法人社団 友生会 トップページへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA