山口院長 のすべての投稿

サイナスリフトの症例[1]

 先月は、サイナスリフト(上顎洞底拳上手術)が多く、8人の患者さんに行いました。インプラントのオペは毎日でしたが、そのうち週に2回はサイナスリフトということになりました。
 私はラテラルウィンドウテクニックしか使わないので、洞粘膜を損傷しないように挙上し、人工骨を入れ、インプラント埋入を行っています。
 当院の患者さんは、他院で上の奥歯のインプラントはできないと言われ諦めていたのを、「そんなことないよ。」と知り合いの方から当院のことを紹介されて来院するケースが多いようです。
 良い機会なので、サイナスリフトの症例をいくつか紹介したいと思います。


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サージカルガイド Expert Ease を有効に使った症例(2)

 サージカルガイドには3種類の型があります。骨の上に載せる骨支持型、粘膜の上に載せる粘膜支持型、そして歯の上に載せる歯牙支持型です。
 ただ、私は粘膜支持型を使いませんので、あとの2種類のどちらかです。歯牙支持型は、歯が多数残っている場合に非常に有効ですが、歯があまりない場合は骨支持型を使うことになります。


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残せる歯は残してインプラント治療を行った症例

この患者さんは、初診時は奥歯がかなり欠損していて、前歯部でしか物が食べられない状態でした。
ただ、上の臼歯部はしばらくの間使える状態だったので、先に右下と左下の臼歯部にインプラントを埋入し、噛み合わせをしっかりさせた後、前歯部のインプラント治療に移っていった症例です。


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歯科の診断における放射線量は?

最近、福島原子力発電所の事故の問題で、歯科医院でレントゲンを撮ったり、CT画像を撮ったりすることに対して、患者さんが非常に敏感になっていると感じます。
なぜかと言うと、どれくらいの放射線量を自分が浴びているかということを気になさっているからです。


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