上顎臼歯部に骨造成を行い1回法でインプラントを埋入した症例


50代の男性です。
右上の7番欠損で来院されました。
長期にわたり当院で多数のインプラント治療を受けてこられた方です。ずっと調子が良いということで、今回もご本人からインプラント治療を希望されました。
7番なので無理にインプラントにしなくても、と思ったのですが、私のところに通って下さる患者さんは治療を受けるごとに、どんどんデンタルIQが高くなっていかれます。
ご本人から、「7番部にインプラントを入れなくて、6番に負担がかかりませんか?もし6番がだめになった時、インプラントは簡単に埋入できるのですか?」と質問を投げかけられました。
CT検査をして、30分ほど話し合いをしましたが、確かに7番部は骨の垂直的な距離が4ミリほどしかなく、将来6番がだめになったら、その時は上顎洞底挙上手術が必要になるだろうと推測されました。
ご本人が健康なうち、そして私も元気なうちにやって欲しいと言われ、7番部に上顎洞底挙上手術を行い、将来にそなえて6番部に骨造成を行いました。
このように上顎洞底挙上手術を行う際、本来、骨が5ミリ以上なければ2回法で行います。この方の7番部は3~4ミリなのでエビデンス的には2回法なのですが、経験的に今回は1回法でできると診断しました。
できるだけ外科的な手術は回数を減らしたいという思いがあり、ドリリングしたところ、その時にインプラントが入れられると感触で分かったため1回法で行うことができました。
初期固定も良く、ご本人はとても喜んでくださいました。
6か月後には、通常どおり上部構造を装着する予定です。


このページの先頭に戻る 医療法人社団 友生会 トップページへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です