インプラント治療 ―信頼できる医院選びの指標―

インプラント関連の学術団体には、世界的規模の学会、日本の学会がいくつも存在します。
世界最大規模のインプラント学術団体はIOCL(国際口腔インプラント学会)です。国内では、日本口腔インプラント学会と日本顎顔面インプラント学会が主流で、それぞれ会員に対して認定制度を設けています。
日本顎顔面インプラント学会の会員は大学の口腔外科の先生方が多く、例えば口腔ガンの手術後、咀嚼機能を回復するためにインプラントを使って機能障害を改善するというような治療が中心です。
一方、審美的な歯、機能的な歯を作る、それを残存歯と調和させながら口腔機能を回復し維持させていくという開業医的な治療を行う上では、日本口腔インプラント学会が影響力のある学会組織だと思います。
日本口腔インプラント学会の専門医の認定を受けるのはハードルが高く、インプラント治療の専門知識や技術、実績があるかどうかの厳しい審査、試験が行われます。さらに、学会指定の研修施設に5年以上在籍して研修すること、臨床症例の発表、学会誌や海外雑誌への論文発表、症例の提出などが求められます。
私は、日本口腔インプラント学会の専門医であり、10年前にICOIの認定医(Fellowship)と指導医(Diplomate)認定を受けました。また当院には、日本顎顔面インプラント学会の指導医の認定を受けた医師が在籍しています。そしてさらに歯科麻酔専門医がいることも最大の強みだと思っています。
最近は多くの歯科医院でインプラント治療を行うようになりました。数ある中から患者さんが信頼できる歯科医院を選ぶ際、権威ある学会の認定を受けた専門医、指導医であることは一つの指標になると思います。
日本全国の学会認定医を、それぞれの公式HPで検索することができます。

≫ICOI
≫日本口腔インプラント学会

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